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岩手県

岩手のあわび


旬:11~12月

抜群の風味と味を誇る、岩手の冬の味覚。
煮ても焼いても蒸しても、もちろん刺身でも

プライドストーリー

漁業者の努力が生んだ、日本一の生産量。
国内外で高い評価を得ています

 あわびは夏から秋にかけて産卵され、海底へ着底します。餌となるわかめやこんぶの生息状況や漁場環境にもよりますが、岩手県で漁獲サイズと定められている9cmを超えるには4~5年という長期間を要します。
 岩手では貴重な資源であるあわびを保護するため、さまざまな策が講じられています。例えば、沿岸の各漁協による種苗放流、餌となるわかめ・こんぶの給餌。また、岩手県漁協調整規則により定められている、漁が可能な期間(11月~翌年2月の4ヶ月間)を超えての漁獲は行いません。それだけではなく、例年1月と2月を自主的な禁漁期間とし、資源の保護と造成に努めています。人々の努力により、岩手県のあわび漁獲量は日本一を誇っています。
 漁業者が漁獲したあわびは、事前入札により決定した買受業者に引き渡されます。その後、国内向けに生のまま出荷されるものと、主に香港へ向けて乾鮑(かんぽう)と呼べれる干しあわびに加工し輸出されるものに分かれます。乾鮑は、最高級の中華料理食材です。その歴史は古く、江戸時代には中国との貿易における重要な輸出品として利用されていました。現在も、通称「吉浜鮑(きっぴんあわび)」というブランドで売り出されており、乾鮑の本場である香港や中国において最上位の評価を獲得しています。

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水揚げ漁港や漁法

県の各所で漁獲される岩手のあわび
伝統の素潜り漁も自慢です

 岩手のあわびは、岩手県内の各地で水揚げされます。主な漁法は、カギ採りという手法。サッパ船と呼ばれる小型の船の上から箱メガネで海底を目視し、竿カギと呼ばれるカギで漁獲します。また県北の地区では、ドラマで話題になった海底まで素潜りで潜水して漁獲する素潜り漁が行われている地区もあります。
 岩手県では恒久的にあわびが獲れるように、漁獲サイズや期間を設けるなどの資源保護の他に、あわびの種苗放流も行い、資源の増加にも努めています。毎年5~9月に、殻長25~30mmまで成長させた約890万個の人工種苗を放流しています。それらの成果もあり、一時期大きく減った水揚げは、徐々に回復傾向にあります。

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