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鹿児島県

トッピ―
(トビウオ)


旬:3~5月

海上を飛ぶアスリート魚。
引き締まった身の歯ごたえは抜群!

プライドストーリー

地域に根付き親しまれる魚、トッピー。
刺身はもちろん、加工品も人気

 種子島屋久島地方で盛んに漁が行われ、漁獲量は日本一で全国の7割以上。鹿児島県選定の「かごしま旬の魚(春)」にも選ばれています。旬は春から梅雨にかけての時期です。
 泳ぎの速い天敵マグロなどから逃げるために飛ぶようになったと言われるトビウオ。尾ビレで水面を叩いて飛び上がり、胸ビレを広げて数百メートル飛ぶこともあります。トビウオには胃がなく、消化器も直線的。飛ぶために進化を遂げた、ストイックな魚です。
 身は透明で美しく引き締まり、大型のものは刺身にすると弾力のある歯ごたえが絶品。種子島屋久島で水揚げされたものは鮮度保持・品質管理が徹底されており、築地市場などでも高い評価を得ています。一夜干しやすり身にしても味が良く、地元消費のみならずお土産品としても人気が高い魚です。
 鹿児島県本土と種子島屋久島を結ぶジェットフォイル高速船の名称は、周辺地区でのトビウオの方言である「トッピー」。地域に根付いた魚であることが伺えます。

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水揚げ漁港や漁法

伝統ある独特の漁法を確立。
日本一の漁獲量を誇る、歴史ある魚

 主に種子島屋久島地区で水揚げされています。刺網や定置網でも漁獲されていますが、最大の漁獲量を誇るのが種子島屋久島地域で行われている「トビウオロープ曳き漁業」。昭和30年ごろ種子島の漁師が考案し、その後屋久島に伝わり改良され現在の漁法を確立したといわれています。
 「トビウオロープ曳き漁業」では、操業は本船(3~5名)と片船(1名)の2隻で行われます。本船に積まれた網を海に入れ、それを片船が直線状に約1.5km曳き、網を張ります。その後、両船が円を描くように網を曳き魚を囲い込みますが、ここが漁師の腕の見せ所。片船に乗る漁師は、海に飛び込み、トビウオが網の外に逃げないように直接囲い込むのです。こうして囲い込まれた魚は、本船により網を袋状に縛り上げ漁獲されます。網を海に入れるのは1日に6回程度。少ないチャンスを逃さないよう、命がけの漁を行っています。
 また、一部地域では「トビウオすくい漁」という、集魚灯で集めたトビウオをタモ網で掬うといった漁法も存在し、観光漁業としても有名です。
 種子島屋久島地区では、慶長年間(1596~1615年)から既にトビウオ漁の操業記録があるなど、古くから鹿児島県民に親しまれている魚です。

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