春の短い間しか味わえない、貴重な春の味。
幅広い調理法で楽しめる、子どもにもうれしい栄養豊富な魚
標準和名は「イカナゴ」ですが、「コウナゴ(小女子)」の名でよく知られています。体長3~5cmのシラス期に漁獲し、釜揚げや佃煮、シラス干しにしていただきます。イワシの稚魚である「シラス」や「ちりめんじゃこ」に似ていますが別物で、シラスよりも脂気が多く独特の味わいが特長。丸ごと食べられるため、不足しがちなカルシウムをたくさん摂ることができ、さらにカルシウムの吸収を助けるビタミンDも豊富。育ち盛りなお子さんにもぴったりの、食卓の力強い見方です。
愛知県でコウナゴを漁獲している「愛知県しらす・いかなご船びき網連合会」は、厳しい資源管理で全国的に有名です。資源を保護するために資源調査を行って解禁日や終漁日を決定し、春の訪れとともに約500隻の船が一斉に出漁します。このため、愛知のコウナゴは春先2~3月のほんの短い時期にしか漁獲されません。この厳しい資源管理が認められ、資源保護に積極的に取り組んでいる漁業に与えられる「マリン・エコラベル」が貼られています。ぜひエコラベルの「愛知のコウナゴ」を探してみてください。