第8回シーフード料理コンクール 結果発表

第8回シーフード料理コンクール結果発表!!
  2007年12月9日服部栄養専門学校において、第8回シーフード料理コンクールを開催しました。全国から寄せられた1,687作品の応募の中から、書類審査で選ばれた24作品が実技に臨み、自慢の腕を競っていただきました。
実技審査では服部幸應審査委員長(服部学園理事長・服部栄養専門学校校長)、さかなクンほか5名が審査を行い、入賞11作品が決定し表彰式を行いました。

  8回目を迎えた今回の料理テーマは、『ごはんに合う!お魚料理』。ごはんと一緒にお箸がすすむ、食事が楽しくなるお魚レシピを募集しました。学生2部門のほか、浜料理の部へも多くの学生から応募をいただき、「料理の甲子園」といった雰囲気の中、実技審査が始まりました。

  今回の応募総数1,687作品、うち一般学生の部41校468作品、プロを目指す学生の部39校696作品、浜料理の部523作品の中から書類審査を経て、狭き門をくぐりぬけた各部門8作品、合計24作品の様々な魚介藻類を使ったレシピが揃いました。

  当日の審査では、美味しさ、手軽さ、栄養や経済面への配慮、魚の味や香りのバランス、盛りつけの美しさ、そして独創性に富んだものを基準に審査しました。
表彰式
表彰式
調理風景 調理風景 審査の様子 審査の様子
講評
服部幸應
審査委員長 服部幸應氏

  審査委員長の服部幸應先生は講評の中で、「どれも甲乙つけがたい作品ばかりだった。その中で、いかに素材(魚介藻類)の良さをうまく引き出していたかがポイントとなった。また、調理台での整理整頓、食材を無駄にしないで使っているかも審査しました。」と述べました。また、「今日は、狭き門をくぐりぬけて、ここにいることに誇りをもっていただきたい。」と参加者全員を讃えました。
農林水産大臣賞
鰤とイカのジュージュー葱味噌グラタン
鰤とイカのジュージュー葱味噌グラタン
三重県立相可高校3年 小西 健介さん



水産庁長官賞
スタミナ!鰯
三重県立相可高校3年 上田 愛さん
スタミナ!鰯
めかじきの和の揚げ彩り
神奈川県 小林 孝子さん
めかじきの和の揚げ彩り
サンマの秋味サッと煮
函館短期大学付設 調理師専門学校1年 小柳 恵梨子さん
サンマの秋味サッと煮
全国漁業協同組合連合会会長賞
だましエビフライと3色マヨソース
山口県立萩高校3年 吉田 祥子さん
だましエビフライと3色マヨソース
アジどう?
山口県 阿野 敦子さん
アジどう?
エリンギソースのタラステーキ
服部栄養専門学校1年 チェチャンオさん
エリンギソースのタラステーキ

日本放送協会会長賞
さばのみそ煮の華麗なる大変身
千葉県立鎌ヶ谷高校2年 木村 夏美さん
さばのみそ煮の華麗なる大変身
焼サバのカレー煮
大分県 佐々木 ミサエさん
焼サバのカレー煮
地産地消♪♪おいシーサー丼!!IN沖縄
琉球調理師専修学校1年 洲鎌 賢太郎さん
地産地消♪♪おいシーサー丼!!IN沖縄
審査委員長特別賞
太刀の巻き揚げ
熊本県 西森 浩二さん
太刀の巻き揚げ



イラスト 毛利みき
イラスト 毛利みき
審査員(五十音順、敬称略)
飯田  稔 神奈川県立栄養短期大学  名誉教授 審査委員
さかなクン 東京海洋大学客員准教授・お魚らいふコーディネーター
佐藤  月彦 学校法人服部学園  服部栄養専門学校  調理技術部  西洋料理  主席教師
田口  道子 管理栄養士・料理研究家
中村壽美子 元日本テレビ「3分クッキング」プロデューサー・フードジャーナリスト
服部  幸應
(審査委員長)
学校法人服部学園  理事長
同  服部栄養専門学校  校長
宮原  邦之 全国漁業協同組合連合会  代表理事専務
主催者から
  魚介類は、DHA・EPAなどの不飽和脂肪酸や良質なたんぱく質を多く含むなど優れた栄養特性を持つものであり、魚食文化を普及することは、国民の健康な食生活の維持・拡大を図る上で重要なものとなっています。
  また、平成17年の食育基本法の施行以降、関係各方面において様々な取組が進められているところであり、日本型食生活の普及・啓発を促進しているところです。

  こうした中、本会では全国の学生、各地域の消費者等を対象としたシーフード料理コンクールを開催し、新鮮な感性と豊かなアイディアを活かした魚介藻類の料理を発掘し若い世代の食生活に結びつけ、日本型食生活や魚食文化の普及を図っていきたいと考えております。
  応募作品の中から優れた作品を表彰し、これを広く紹介することにより新しいシーフード料理の提案や魚食普及を図ることとしています。

  今後これらの入賞作品を食育や魚食普及活動のさまざまな場で活用させていただくとともに、引き続き次回以降のコンクールにおいて、新しい感性を生かした魚料理を発見していきたいと考えております。
  終わりに、このコンクールに作品を寄せられた多数の皆様に対し、厚く御礼申し上げますとともに、審査委員長の服部幸應先生をはじめ審査委員の方々、そして後援・協賛を頂きました各団体および関係各位に対しまして心より感謝申し上げます。
主催・後援・協賛