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石川県

いしかわの柳八目


旬:3月~5月

旬の「柳八目」は脂がたっぷり!
上品かつ濃厚な旨みをご堪能ください

プライドストーリー

石川県では「柳八目」と呼ばれるウスメバル。
祝い事にも使用され、親しまれます

 パッチリした目が特徴的なメバル、和名の由来は、大きな目が張り出していること(目張)からきていると言われています。メバルの仲間を、石川県では「八目(ハチメ)」と呼んでいます。
 メバルの仲間は日本近海に30種類ほどいますが、石川県で「柳八目(ヤナギバチメ)」と呼ばれているウスメバルは、県内でもっともポピュラーなメバルの1つです。ニシンやサワラは全国的に春告魚として知られていますが、石川県で春告魚と言えば柳八目もそのひとつ。祝い事が多い春に旬を迎えることもあり、脂がのった旬の柳八目は鯛より好む人も多く、20cm前後の柳八目は一度食べたら忘れられないおいしさです。身離れがよく、小骨が少ないため子どもからお年寄りまで親しみやすいことも魅力。旨みのある白身は上品な味でクセがなく、唐揚げや塩焼き、南蛮漬けなど幅広い方法で調理されています。中でも柳八目とともに旬を迎えるタケノコとワカメを一緒に煮付けたものは絶品です。

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水揚げ漁港や漁法

県内各所で春先に漁獲。
石川県の「春告魚」のひとつです

 石川県沖の漁場は、砂浜で遠浅の加賀海域、岩礁帯の能登外浦海域、急深な能登内浦海域、波静かな七尾湾など、底質・地形の異なる4海域を有し、多種多様な漁業が営まれており、魚種も豊富です。柳八目もその中の一つです。柳八目の成熟年齢は4歳であり、仔魚は流れ藻と漂流した後、水深100m前後の岩礁域にて着底し底棲します。また回遊魚であり、成長期には流れ藻と共に対馬暖流にのって北上し、成魚期に南下した際(春季)に石川県沖で漁獲されます。
 主な水揚漁港は輪島港、蛸島漁港です。漁法も多岐にわたり、刺網漁や釣り漁業にて漁獲されています。漁獲後すぐに氷で冷却し、鮮度の保持に努めており、県内はもちろん県外にも出荷されています。

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