漁獲時期と方法が限られるため、限られた量しか採れない幻の貝。
ムール貝(ムラサキイガイ)とは全く異なる日本在来の貝
昭和40~50年代、夏の庄内浜では海水浴客を迎える民宿の定番料理として「イガイの味噌汁」が提供され、磯の香り豊かな味わいが内陸の観光客にも人気を集めていました。しかし需要の増大から乱獲が続き、平成10年代には市場でほとんど出回らないほどに資源量が減少してしまいました。そのため、県内でも沿岸の漁師しか知らない幻の貝となっていました。
その後、漁業者たちが夏の漁の主軸を「イワガキ」へ移し、イガイの採捕を控えるようになりました。その甲斐もあって、近年はイガイの個体数が大きく回復し、豊富に生息していることが確認されたため、本県の新たな主要海産物とすべく、現在は漁業者と山形県水産研究所が連携し、資源調査や新たな活用法を研究しています。
伝統的な「イガイの味噌汁」の他にも、イタリア料理で使われるムール貝に似た形態と豊かな味わいを持つことから、西洋料理の食材としての活用にも期待が高まっています。
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