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広島県

広島のワタリガニ


旬:12~2月

脱皮を繰り返して締まる身は
濃厚な旨みが絶品

プライドストーリー

一度は減少した資源を、地道な努力で回復。
県内全域で漁獲される自慢の冬の味覚

 夏場にエサを食べて栄養を蓄え、冬場は海底にこもる習性があるワタリガニ。夜行性のため、月夜の晩はじっと動かず、闇夜に活動してエサを食べます。春から夏にかけて生まれ、9月いっぱいまでに合計12~13回の脱皮を繰り返します。脱皮の途中はまだ身が締まっていませんが、冬になり水温が下がると脱皮をしなくなり、身が締まり味が濃厚になります。年が明けるとメスは子を持ちおいしくなり、値段が上がります。
 昭和40年代の半ばごろ、ワタリガニ資源が急速に減少しました。大切な資源を維持するため、放流による資源回復の声が高まり、人口種苗の生産技術と放流技術の開発研究を開始。現在では、毎年約300万匹の稚ガニが放流されています。
 広島のワタリガニは、消費拡大や流通促進を目指して備後圏域の沿岸4市(広島県福山市、尾道市、三原市、岡山県笠岡市)、漁業関係団体と道の駅等が連携して豊かな水産物を広める「備後フィッシュ」プロジェクトでも取り上げられています。「備後フィッシュ」ではFacebookを通じて情報発信しております。
 ○「備後フィッシュ」のFacebook

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水揚げ漁港や漁法

冬は海底で動かない性質を利用した
底曳き網漁法で旬のワタリガニを漁獲

 県内の幅広い地域で漁獲されており、年間漁獲量は約100tにも及びます。主な漁法は小型底曳き網漁法や刺網漁法です。底曳き網漁法は、漁具で底を掘り起こすように漕いで漁獲する、冬場は海底でじっとするワタリガニの習性を利用した漁法のこと。県内東部の漁が盛んな地域では、旬になると底曳き網漁法によりおいしいワタリガニを大量に漁獲しています。
 水産資源を保護するため,瀬戸内海漁業取締規則・広島県漁業調整規則で、全長13㎝以下のワタリガニは通年、漁獲が禁止になっています。それに加え、漁業者と行政が協力して、積極的な種苗放流の取り組みを行っています。

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